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2022.09.04 08:40

本格的「クロスフィット」ジム高知県大豊町にオープン 充実機材、バーベキューテラスも Iターン夫妻念願かなう

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トレーニングで汗を流す参加者にアドバイスをするバイオレットさん=中央(写真はいずれも大豊町の「クロスフィットおおとよストレングス」)

トレーニングで汗を流す参加者にアドバイスをするバイオレットさん=中央(写真はいずれも大豊町の「クロスフィットおおとよストレングス」)

 長岡郡大豊町にIターンした夫妻が3日、念願のフィットネスジムをオープンさせた。歩く、押す、座るといった日常的な動きに適度な負荷をかける「クロスフィット」。トレーナーを務めるバイオレット・パチレオさん(40)は「世界中のアスリートや運動好きが集まる場所にしたい」と意気込んでいる。

 母親が同町出身、父親が英国人のバイオレットさんは、2年前に同町にIターン。「高齢者が多い住民の健康づくりにも貢献したい」と、夫のカルロさん(52)=米国出身=と施設の整備を計画。国の補助金も活用し、今年3月から工事を進めていた。

オープンした屋内トレーニング場。嶺北産のスギやヒノキも使用した

オープンした屋内トレーニング場。嶺北産のスギやヒノキも使用した

 「クロスフィットおおとよストレングス」(東土居)。屋内トレーニング場(鉄骨平屋、床面積270平方メートル)には、トレーニングマシンのほか、昇降台や上るためのロープなども備える。バーベキューテラスや宿泊棟(9月末オープン予定)も整備し、レンタル用のスタンドアップパドルボード(SUP)なども構える。

 この日はオープニングセレモニーが開かれ、バイオレットさんが「多くの人のサポートのおかげでオープンできた」とあいさつ。K―1優勝経験もある格闘家、ニコラス・ペタスさん(49)が講演し、盛り上げた。

 住民ら25人が早速、マシンを使わない基礎トレーニングを体験。「結構きつい」「いい汗かけるわぁ」などと話しながら、重いボールを持ち上げたり、腹筋をしたりと体を動かした。土佐町の男性(25)は「ジムにはよく行くけど、普段とは違う筋肉を使うので新鮮」と笑顔だった。

 会員制だが1回の利用も可能。町民割や学生割、シニア割などもある。問い合わせは同施設(080・9448・8571)へ。(谷沢丈流)

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