2022.09.02 16:13
市教委に「校則見直し検証を」 福岡、民間団体が要望書
福岡市教育委員会に要望書を手渡す「福岡市の制服を考える会」のメンバー(左)=2日午前、福岡市
福岡市立中における校則の見直しで、下着の色の規制など不合理な校則が残っている学校があったとして、弁護士や保護者らでつくる市民団体「福岡市の制服を考える会」が2日、市教育委員会に検証や指導を求める要望書を提出した。
市立中学校校長会は昨年、校則の見直しの際に人権の尊重や、社会の常識、時代の進展に留意することなどを求める提案をまとめ、各学校が見直しを進めている。
しかし、団体が5月以降、市立中70校のうち28校を調べたところ、27校が髪形で何らかの規制をしたり、半数以上で下着の色を制限したりする校則が残っていたという。