2022.09.01 11:27
和歌山県警取り調べ暴言、和解へ 慰謝料30万円
和歌山県警察本部=和歌山市
和歌山県警に逮捕された和歌山市の40代男性が取り調べ中に30代男性巡査部長から「どつき殺すぞ」と言われて精神的苦痛を受けたとして、県に176万円の損害賠償を求めて和歌山地裁で係争中の訴訟は、県が男性に慰謝料30万円を支払うことで和解する方針であることが1日、県などへの取材で分かった。県は関連議案を9月議会に提出する。
県警によると、巡査部長は「不適正な取り調べをした」と事実関係を認め「相手の態度に腹が立ち、感情のまま言葉が出てしまった」と反省しているという。文書で男性に謝罪した。県警は巡査部長に関し「厳正に処分したい」としている。