2022.08.31 22:01
奈良・春日大社の灯籠にペンキか 4基に赤色の汚損
世界遺産・春日大社で見つかった灯籠の円形の汚損(中央)=31日、奈良市(奈良署提供)
奈良署は31日、世界遺産・春日大社(奈良市)の境内で、石造りの灯籠4基にペンキのようなものが塗られているのが見つかったと発表した。署によると、4基には直径約5~7センチの円形で赤色の汚損が1カ所ずつあった。色や形状が似ていることから、署は同一人物が汚損した可能性もあるとみて文化財保護法違反容疑で調べている。
春日大社などによると、4基は1510年代~1910年代に建立されたという。職員が30日夕方、境内の本殿近くの総宮神社で2基が汚損されているのを発見した。31日朝には約30メートル離れた場所にある別の2基でも汚損を確認、署に通報した。