2022.08.30 18:15
G7で食料値上がり加速 7月独14%、米10%上昇
米首都ワシントンのスーパー=20日(共同)
【ワシントン共同】先進7カ国(G7)で食料の値上がりが勢いを増している。各国の食料価格指数の上昇率(前年同月比)は7月、半年前の1月の約1・6~4・5倍に上り、加速が鮮明だ。気候変動による異常気象や新型コロナウイルス禍、ロシアのウクライナ侵攻の影響が長引き、家計を圧迫。世界的に食料を囲い込む輸出規制の動きも広がる。
各国政府のインフレデータを比較した。7月で上昇率が最も高かったのはドイツの14・8%。ウクライナ侵攻によるエネルギー高も重なり、飼料や燃料費などの値上がりが響いた。1月の上昇率は5%で、約3倍に伸びたことになる。
米国は10・9%上昇した。