2022.08.30 13:14
唯一生存の先住民男性が死亡 ブラジル北部、文明と隔絶
【サンパウロ共同】ブラジル北部ロンドニア州アマゾン地域のタナル集落で、「穴の先住民」として知られる部族の最後の生存者だった男性が29日までに自宅の小屋で死亡しているのが見つかった。男性は文明と隔絶して生活していた。先住民国立財団の情報を基に同国メディアが報じた。
1990年代まで6人ほどの集団で暮らしていたが、材木業者らの襲撃に遭い仲間は殺害されていた。
男性は23日、居住地を巡回するチームによって、ハンモックで死亡しているのが確認された。争った形跡などはなく自然死とみられる。