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2022.08.29 08:40

高知県内広がるデマンド交通 11市町導入、地域の足維持へ

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高知市土佐山で運用されているデマンドタクシー。10月からスーパーにも乗り入れる

高知市土佐山で運用されているデマンドタクシー。10月からスーパーにも乗り入れる

 人口減にマイカーの普及、加えてコロナ下で苦境の続く県内の公共交通が姿を変えつつある。バス路線が細る中、予約型のデマンド交通が徐々に広がり、県内では11市町が導入。県都・高知市でも山間部や周辺部で取り組まれており、路線バスとタクシーを組み合わせた交通網の再編が進んでいる。

 デマンド交通は利用者の呼び出しに応じて運行する交通機関。国内では1980年代から地方を中心に広がり、県内では2006年に長岡郡大豊町で初めて導入された。路線バスのように、定時に決まったルートを走る「路線型」や乗客の家まで送り迎えする「エリア型」がある。

 高知市では12年に土佐山、鏡両地域で導入されたのを皮切りに、今では三里や大津など12地区に広がる。10月からは春野地域などで「エリア型」を拡大させ、スーパーを接続ポイントにする取り組みも。公共交通の空白を埋め、地域の足を維持する模索が続く。(新妻亮太)

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