2022.08.28 11:25
パキスタン豪雨、1000人死亡 2カ月半で、支援を要請
27日、パキスタン北西部ペシャワルの冠水地域を移動する被災者ら(ゲッティ=共同)
【イスラマバード共同】パキスタン災害当局は27日、モンスーンによる豪雨が各地で相次ぎ、6月14日からの約2カ月半で洪水などにより1033人が死亡、1527人が負傷したと発表した。政府は非常事態宣言を出し、軍を各地に派遣。国際社会に支援を要請している。
災害当局によると、死者のうち348人が子ども。全国の住宅95万戸が損壊。犠牲者は南部シンド州が347人と最も多く、南西部バルチスタン州が238人、北西部カイバル・パクトゥンクワ州が226人と続く。
インフラ被害も大きく、全国で計約3400キロにわたり道路が損傷、149の橋が損壊。各地で被災者が孤立している。