2022.08.28 07:37
ザポロジエ原発周辺で砲撃続く 重大事故への懸念強まる
27日、ウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクで、ロシア軍の空爆で破壊された工場で消火活動に当たる消防士ら(ゲッティ=共同)
【キーウ共同】ウクライナ南部にある欧州最大のザポロジエ原発周辺では27日も砲撃が続いた。原発施設が直撃を受けた場合、放射性物質漏えいなどの重大な事故が起きる懸念が強まっている。ウクライナとロシアは互いに双方が砲撃したと非難し合っている。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、今週にも国際原子力機関(IAEA)の専門家チームが同原発を訪問する見通し。チームのメンバーはグロッシ事務局長ら14人で構成、米英などロシアを非難する国の専門家は含まれていないという。