2022.08.25 11:13
サハリン2新会社への参画決定 商社2社、ガス権益維持
サハリン2で液化天然ガスを積み込むLNGタンカー=2021年10月、ロシア・サハリン州(AP=共同)
三井物産と三菱商事が、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を巡り、ロシアが運営を移管した新会社に参画する方針を決めたことが25日分かった。両社は月内にも出資意向を通知する。液化天然ガス(LNG)の安定調達に向け、権益維持を要請していた日本政府と足並みをそろえる。今後は政府と連携してロシア側の条件を慎重に見極める。
三菱商事は25日の取締役会で決議し「総合的な観点から判断した」とコメントした。三井物産は政府、パートナーと連携していると説明した。
サハリン2の新会社はプーチン大統領の命令を受け、今月5日に設立された。