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2022.08.25 08:37

炎に祈る「みんなの平和」 高知市の土佐神社「志なね祭」 

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かがり火で「おたいまつ」を焦がす参拝者(高知市の土佐神社=反田浩昭撮影)

かがり火で「おたいまつ」を焦がす参拝者(高知市の土佐神社=反田浩昭撮影)


 「志那祢(しなね)さま」として親しまれる、土佐神社の「志なね祭」の宵宮が24日、高知市一宮しなね2丁目の同神社で行われ、市民らが新型コロナウイルス収束や世界平和を祈った。

 昨年中止された夜店の出店は、規模を縮小して復活。時折小雨がぱらつく中、「夏休み最後の思い出に」と浴衣姿の家族連れらが約300メートルの参道をそぞろ歩いた。小学生の男の子は「ザ・お祭りって感じ」。

 多くの参拝客が、本殿前の2カ所に設けられたかがり火に、焦がして持ち帰ると御利益があるとされる「おたいまつ」をかざした。

 父親に抱き上げられて、おたいまつを焦がした江ノ口小1年の伊与田珠里さん(7)は「ずっと元気でいられますようにってお願いしました」と笑顔。

 毎年家族で訪れるという同市南御座の岡本直美さん(48)は「ロシアのウクライナ侵攻や元首相の銃撃事件など、今年はいろいろありすぎている。家族の健康やコロナの収束はもちろん、みんなが平和に暮らせるように祈った」と話した。

 25日は午前10時から大祭が行われ、かがり火は午後5時ごろまで設置する予定。みこし巡行は3年連続で中止する。(人見彩織)

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