2022.08.24 19:40
新型原発、基準策定に時間必要 政府の建設検討で規制委員長
原子力規制委員会の更田豊志委員長は24日の記者会見で、政府が次世代型原発の建設を検討することに関し「前もって規制の準備をする必要があり、政府がどんな炉型を考えているのか関心を持たざるを得ない」と述べた。次世代型に対応する新たな規制基準の策定には時間がかかるとの認識を示した。
更田氏は、欧米で既に建設された新型軽水炉の場合でも、基準策定には最低で1年半から2年は必要だと説明。開発、実証段階にある小型モジュール炉などは2年以上はかかるとした。
更田氏は「どんな設計かで大きく違ってくる。まずは推進側で計画が具体化され、炉型の提案を受けることが大事だ」と述べた。