2022.08.22 18:59
佐賀・長崎でIC乗車券を拡大 新幹線効果、他地域にも
記者会見を終え撮影に応じる、(左から)長崎県の大石賢吾知事、JR九州の古宮洋二社長、佐賀県の山口祥義知事=22日午後、福岡市
JR九州は22日、9月に西九州新幹線開業を控える佐賀県と長崎県で、ICカード乗車券の利用可能エリアを拡大すると発表した。2024年度のできるだけ早期の開始を目指す。記者会見した古宮洋二社長は「新幹線開業効果の最大化や、お客の利便性(向上)を図る」と話した。
IC乗車券の導入拡大により、新幹線で来た観光客が他の地域も訪問しやすくする。新たに利用が可能になるのは、佐賀県内の13駅と長崎県内の6駅の計19駅。佐賀駅から佐世保駅やハウステンボス駅を結ぶ長崎線と佐世保線、大村線が対象となる。機器導入費用は各県が負担し、維持費はJR九州が受け持つ。