2024年 04月26日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.08.19 08:35

夏祭り運営で小中高生奮闘 8/20高知県香南市の香取神社 出し物や会場準備

SHARE

「楽しい思い出をつくってほしい」と呼びかける子どもたち (写真はいずれも香南市の香取神社)

「楽しい思い出をつくってほしい」と呼びかける子どもたち (写真はいずれも香南市の香取神社)

 香南市野市町土居の香取神社で20日に開催される「かとり神社の夏祭り」に向け、市内外の子どもたちが出し物などの準備に奔走している。例年、運営の中心を担っていた大人のボランティアは「若者が地域の一員として輝ける場を」とサポートに回り、3団体計32人の奮闘を見守っている。

自作したゲームを試しながら、当日のシミュレーションにも余念がない

自作したゲームを試しながら、当日のシミュレーションにも余念がない

 一時期途絶えていた夏祭りは2009年、国道55号沿いの旅館「かとり」従業員の近藤洋好さん(44)らが中心となって復活。宿泊した旅人らも含め、これまでに延べ約500人がボランティアで運営に携わり、子ども向けの出し物などを行ってきた。

 今年は「地域の子どもにも活躍の場を」と考えた近藤さんらが、日頃から関わりのあった小中高生のグループにスタッフ参加を打診。城山高、岡豊高などの生徒ら11人のボランティアグループ「人の役に立ち隊」(仮称)は夏休み、草刈りやテントの設営に当たり、先輩たちに道具の使い方を教わりながら力仕事に汗を流す。

 地元ケーブルテレビ番組を制作する市内の小中学生サークル「香南っ子映像倶楽部(くらぶ)」は、出し物を三つ考案。メンバー13人が話し合いを重ね、ペットボトルに描かれたモンスターにボールを当てて点数を競うゲームなどを制作し、接客練習にも余念がない。

 子どもたちが遊べる立体迷路づくりや着ぐるみショーの練習をしていたのは、山田高校地域みらい部の生徒8人。普段は地域の魅力を紹介する動画制作などを行うメンバーにとって、子ども向けの活動は初めてといい、異世代との関わりを学んでいるそうだ。

 暑さにも負けず準備に励む小中高生は「みんなの喜ぶ笑顔がみたい」「いろんな人と関わるのは楽しい」と声を弾ませ、「夏休みの楽しい思い出にしてほしい」と多くの来場を呼びかけている。夏祭りは20日午後3時から。(深田恵衣)

高知のニュース 香南市 地域おこし

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月