2022.08.15 08:38
乱打戦、福永(黒潮)最後まで冷静 記者ら「今年のベストゲーム」 ボクシング 3150ファイト
山下賢哉=右=との激しい打ち合いを制し、判定勝ちした福永宇宙(エディオンアリーナ大阪)
両者とも中盤以降、顔が血だらけだった。ボクシング世界戦や大相撲春場所、プロレスなども行われる「格闘技の聖地」エディオンアリーナ大阪の観客席は沸きっぱなし。スポーツ紙の記者らが「今年のボクシング界ベストゲーム」と興奮するような、壮絶な乱打戦となった。
そんな中で福永は3回終了間際、これまでに一度もなかったというダウンを奪われた。赤コーナーに戻ってきた福永に、セコンドの黒潮ジム・小川会長は「ここから逆襲して倒したら高知のヒーローや」とハッパをかけたそうだが、当の本人は冷静だった。
倒されはしたが、ダメージは大きくない。相手の動きも見えている―。その後は回を追うごとにノーガードの打ち合いの様相になっていったが、「途中から何か楽しくなってきた」のだという。
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