2022.08.11 16:04
三陽商会、赤字脱却に自信 社長「財務リスクない」
インタビューに応じる三陽商会の大江伸治社長
経営再建中のアパレル大手、三陽商会の大江伸治社長(74)は11日までに共同通信のインタビューに応じ「収益改善の構造改革と財務改革を進め、財務的なリスクはもうほとんどない」と述べ、赤字体質からの脱却に自信を示した。
同社は2015年に英高級ブランド「バーバリー」とライセンス契約が終了し、業績は低迷。赤字が続いていたが、今年6月末に公表した22年3~5月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が、第1四半期として3年ぶりに黒字転換した。
大江氏は、20年5月の社長就任後はセールを極力減らし「定価販売比率が22年3~5月期は81%まで改善された」と強調した。