2022.08.10 15:47
楽天の携帯契約、初の減少 「0円」廃止で、赤字最大
楽天本社が入るビル=東京都世田谷区
楽天モバイルは10日、6月時点の自社回線サービスの契約数が約477万件と、4月時点から約23万件減少したと明らかにした。5月に月額基本料を0円からとしている携帯電話の料金プランを廃止すると発表したことが響いた。携帯電話事業に本格参入して以来、減少したのは初めて。
親会社の楽天グループが同日発表した2022年6月中間連結決算は、純損益が1766億円の赤字だった。中間決算としては過去最大。
オンラインで記者会見した楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は携帯事業について「最初は大盤振る舞いする必要があったが、これからは適正な売り上げを上げる」と説明した。