2022.08.10 11:47
群馬県の防災ヘリ墜落から4年 遺族「悲しみ癒えない」
防災ヘリコプターの墜落事故から4年となり、前橋市の消防学校で開かれた追悼式で献花し、手を合わせる遺族の女性=10日午前
2018年、群馬県の防災ヘリコプターが同県中之条町に墜落、乗員の消防隊員ら計9人が死亡した事故から4年となった10日、県主催の追悼式が墜落現場近くの渋峠と前橋市の消防学校で開かれ、遺族や関係者ら計約160人が黙とうした。
渋峠の式典では、犠牲になった吾妻広域消防本部の田村研さん=当時(47)=の父富司さん(81)が「遺族の悲しみは何年たっても癒えることはない。事故の教訓を風化させないため、墜落現場までの登山道の開通を願う」と式辞を述べた。
事故は18年8月10日に発生。登山道の視察をしていた防災ヘリ「はるな」が中之条町の山中に墜落、計9人が死亡した。