2022.08.06 08:35
大型望遠鏡で月観測 家族連れら大喜び 高知県本山町
望遠鏡で月を見る参加者たち(本山町本山)
望遠鏡は岡山県倉敷市のアマチュア天文家、大野智久さん(74)が自作。主鏡の口径は51・4センチで、3月に町に寄贈され、町は「モンベル―」駐車場の一角に観測室を建てていた。
4日夜は雲が少なく、絶好の観測日和。望遠鏡をのぞいた参加者は、くっきり見える月面のクレーターに「こんなにはっきり見えるんだ」「めっちゃぼこぼこ。誰かが住んでいそうな雰囲気やね」と大はしゃぎ。この日駆け付けた大野さんは、参加者に望遠鏡の使い方などを教えながら、子どもたちと星談義に興じていた。
愛媛県新居浜市から10歳の息子と訪れた西本理恵子さん(44)は「月は黄色いイメージだったけど、望遠鏡で見たら白くてびっくり。クレーターも鮮明で楽しかった」と笑顔。大野さんは「月を見た子どもたちの目が星みたいにきらっと光っていて、うれしかった」と喜んでいた。
観測イベントは6日午後7~9時にも「モンベル―」で開催される。参加無料。雨天中止。(谷沢丈流)