2022.08.04 18:53
日中、訪台巡り非難の応酬 林外相「重大な懸念」表明
4日、ASEANプラス3外相会議で写真撮影に応じる(左から)林外相、韓国の朴振外相、カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相、中国の王毅国務委員兼外相=カンボジア・プノンペン(AP=共同)
【プノンペン共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議が4日、カンボジアの首都プノンペンで開かれ、中国の王毅国務委員兼外相はペロシ米下院議長の台湾訪問について「後戻りできない事態」につながりかねないと厳しく非難した。林芳正外相は中国軍による台湾周辺での軍事活動に「重大な懸念」を表明、応酬となった。ASEAN外交筋と日本外務省が明らかにした。
ペロシ氏は既に韓国を訪れ、日本も訪問予定。会議には韓国の朴振外相も同席した。
王氏は中国の立場を主張したといい、台湾を自国の領土と見なしていることを述べたとみられる。