2022.08.01 12:04
9月1日に準備宿泊開始 福島・浪江町の復興拠点
福島県浪江町は1日、東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域のうち、来年春ごろの避難指示解除を目指している特定復興再生拠点区域(復興拠点)で、9月1日に住民の準備宿泊を始めると発表した。
復興拠点は避難指示解除地域に接する室原、末森地区と、西部の山あいにある津島地区の計約6・6平方キロで、町面積の3%に当たる。4月1日時点で309世帯850人が住民登録。国費で除染とインフラ整備が進められてきた。
吉田数博町長は報道陣の取材に「やっと帰れる準備が整ったので、古里の空気をしっかり吸ってほしい。準備宿泊で見つかった課題にも対応していきたい」と話した。