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2022.07.31 05:49

中国ロケット残骸、無制御で落下 最大級の宇宙ごみ、米が批判

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 24日、中国海南省の発射場から、宇宙実験施設「問天」を搭載して打ち上げられる運搬ロケット「長征5号B」(新華社=共同)

 【ワシントン共同】米軍は30日、中国が自国の宇宙ステーション関連施設の打ち上げに使った運搬ロケット「長征5号B」の残骸が、インド洋上空で大気圏に突入したと発表した。中国当局は31日、落下地点はフィリピン近海だと発表。EUの監視ネットワークによると、人口密集地から離れた場所に落下するよう制御されていなかった。


 残骸は長さ30メートル、重さ17~23トンとみられ、近年落下した宇宙ごみとしては最大級という。米航空宇宙局のネルソン局長は「中国が具体的な軌道情報を共有しなかった」と批判した。


 中国当局は「大部分は大気圏突入の過程で燃え尽きた」と説明した。

(c)KYODONEWS

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