2022.07.30 15:33
近畿、高級ホテル1300室不足 富裕層の受け皿に、政投銀見通し
日本政策投資銀行関西支店は30日までに、2026年に近畿2府4県で1泊10万円以上する高級ホテルの客室数が約1300室不足するとの見通しをまとめた。インバウンド(訪日客)が新型コロナウイルス禍前の水準に戻った上で、客室稼働率を85%として試算。富裕層の受け皿となるホテルが足りなければ域外流出や消費額の減少などにつながる恐れがある。
2人1室利用時に1泊10万円以上の高級ホテルの客室について、近畿全体で26年には需要が4585室に対し、供給が3273室にとどまると試算。府県別でも全てで需要が供給を上回った。特に大阪府は不足数が958室と最多だった。