2022.07.28 23:50
脱炭素へ国民の議論求める 21年度版、原子力白書決定
国の原子力委員会(上坂充委員長)は28日、2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの達成と中長期的な経済成長、エネルギーの安定供給といった社会的要請に対応するため、国民全体で原子力の在り方を考えていくことが必要だとする、2021年度版原子力白書を取りまとめた。原子力の活用には「メリットと課題の両方を正しく把握することが不可欠だ」とも訴えた。
白書は原発のメリットとして、建設から廃止までの温室効果ガス排出量が少ないことや発電コストが低いことを挙げた。