2022.07.27 10:38
コロナ流行、武漢の市場が起源 動物から人に複数回感染、米研究
米研究チームが、新型コロナウイルス世界的流行の起源とする研究結果をまとめた中国・武漢の「華南海鮮卸売市場」=2021年1月(共同)
【ワシントン共同】新型コロナウイルスの世界的大流行は、生きた哺乳類が売られていた中国・武漢の「華南海鮮卸売市場」が起源で、2019年11月中旬以降に動物から人間へのウイルスの感染が複数回起きていたとする研究結果を、米国の2チームが26日、それぞれ米科学誌サイエンス電子版に発表した。
新型コロナ流行の起源を巡っては、武漢にある研究所からウイルスが流出したとの説が欧米など一部で根強い。中国当局は流出説に激しく反発する一方、市場が起源との見方にも否定的だった。チームは26日のオンライン会見で、今回の結果は市場起源説を強く裏付けるものだと説明した。