2022.07.27 09:02
逮捕後にコロナ感染、勾留停止を 愛知、弁護人が地裁に申し立て
名古屋地方裁判所=2020年10月
逮捕後に新型コロナウイルスに感染した容疑者の勾留を続けるのは人権侵害に当たるとして、愛知県警に常習賭博ほう助容疑で逮捕された男(47)の弁護人が名古屋地裁に勾留の執行停止を申し立てたことが27日、分かった。感染者ばかりが収容されている留置場に入れられ、肺炎などを発症して重症化しない限り治療や投薬はしないと説明されたとした上で「勾留を停止し、ホテルなどに隔離すべきだ」と訴えている。
コロナ流行に伴い、同様の動きが相次ぐ可能性がある。
県警の担当者は「感染対策は保健所の指示で適切に行っている。症状が悪化した場合は必要に応じて医師に診てもらう」と話した。