2022.07.26 17:14
「リスク説明不十分」 エステ超音波機器で事故調
美顔や痩身効果をうたい、体に超音波を当てる機器の施術事故を巡り、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は26日、利用者へのリスク説明が不十分だとして「法規制の在り方を検討し、エステ業界の実態をさらに調べる必要がある」との中間報告を公表した。
施術に使われるのは「高密度焦点式超音波(HIFU(ハイフ))」機器と呼ばれるもので、超音波を特定の部位に集中的に当てて体の表面を傷つけずに皮下組織を直接加熱できる技術を利用する。前立腺がんの治療などに用いられている。
美容クリニックやエステサロンで使われることもあるが、施術方法により、しびれややけどを負うリスクがある。