2022.07.25 16:49
脱炭素ねぶた、青森で初陣 太陽光を活用、夏の夜照らす
一ノ谷の戦いの熊谷次郎直実をモチーフにし、台車部分に太陽光パネルで充電した蓄電池を搭載した「脱炭素ねぶた」=25日午前、青森市
日立製作所などでつくる「日立連合ねぶた委員会」は25日、8月に開催予定の青森市の「青森ねぶた祭」で、燃料型発電機の代わりに太陽光エネルギーを活用した「脱炭素ねぶた」を運行すると発表した。ライトアップ用電源を省エネ化する試みは初めて。
一ノ谷の戦いの熊谷次郎直実をモチーフにしたねぶたの台車部分に、太陽光パネルで充電した蓄電池(重さ約40キロ)を10個搭載。従来の軽油を使ったディーゼル発電機と比べ、運行する4日間で最大約170キロの二酸化炭素の排出を削減できる。
2020年から取り組みを計画していたが、コロナの影響で祭りが2年連続中止となり、今年実現した。