2022.07.24 17:32
再建町営住宅で入居式、宮城 3年前の台風で被災
宮城県丸森町で再建された町営住宅の入居式で、保科郷雄町長(左)から鍵の引き渡しを受ける佐藤宰さん=24日午後
2019年の台風19号で大きな被害が出た宮城県丸森町で24日、再建された町営住宅の入居式が行われた。仮設住宅で暮らしていた被災者からは「待ちわびていた。広い家に移れてうれしい」と喜びの声が上がった。
完成したのは竹谷地区の木造平屋建て10棟20戸で、計18世帯が入居予定。式典では保科郷雄町長が「仮設住宅での疲れを癒やし、少しでも早く以前の生活を取り戻してほしい」とあいさつした。
台風19号は19年10月、関東、東北を縦断。丸森町では災害関連死を含め11人が死亡、1人が行方不明となった。住宅1068戸が全半壊などし、町管理の住宅も154戸に被害が出た。