2022.07.23 07:36
VWディースCEOが退任へ ポルシェ会長が後任に
ドイツで開かれた自動車サミットで話すポルシェのオリバー・ブルーメ会長=2021年11月(ロイター=共同)
【ロンドン共同】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は22日、ヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)=(63)=が退任すると発表した。ディース氏は組織の運営や人員削減策などを巡り、監査役会や労働組合とたびたび衝突していた。後任は傘下のドイツ高級スポーツ車メーカー、ポルシェのオリバー・ブルーメ会長(54)が就く。
ディース氏は同業のBMWで開発を担当し、2015年にVWの取締役となった。ディーゼル車の排ガス規制逃れ問題で経営が揺れる中で構造改革を推進し、電気自動車(EV)の開発を強化した。ただ、最近は手腕を疑問視する声も上がっていた。