2022.07.22 18:41
昼夜の人口差、千代田区が最大 昼17倍、福島・大熊は6倍
総務省は22日、2020年国勢調査に基づく自治体ごとの昼夜間人口比率を公表した。最も高かったのは企業や役所が集中し、他の自治体からの通勤者が多い東京都千代田区で、昼の人口は夜の17・54倍だった。次いで福島県大熊町で6・88倍。東京電力福島第1原発の廃炉作業などに従事する人が増えるためとみられる。
昼夜間人口比率は、住んでいる人の数を夜間人口、通勤や通学で行き来する人を加減した数を昼間人口とし、夜に対する昼の比率を表す。
大熊町によると、原発作業員に加え、除染で出た土壌を保管する中間貯蔵施設などで働く人が近隣自治体から通うケースが多いという。