2022.07.19 08:33
若手7作家 感性光る 県在住・出身者43点展示 香美市立美術館
森尾望美「bowl」
高知県在住・出身の若手美術作家を紹介する「香美アートアニュアルVol.10―パンデミックの先へ」が、香美市土佐山田町の同市立美術館で開かれている。新型コロナウイルス禍でままならない今を生きる若手作家たちの、新鮮で多彩な感性が光る平面や立体、工芸など43点を展示。8月21日まで。
「アートアニュアル」は新進気鋭の若手作家に発表の場を与え、飛躍につなげてもらおうと、2013年から毎年開催。今回は20~40代の作家7人が参加した。
会場で目を引くのが森尾望美の「bowl」。丸形の調理容器をモチーフに、ビニールを使って大きく、中が透けて見えるように表現する。「見えない物や存在の希薄なものに興味がある」と話す森尾。ボウルを顕微鏡で見るとそんな構造になっているのだろうか。
島村悠「亜希ちゃん」