2022.07.16 15:57
脱ロシア依存も同時進行、政府 LNG代替調達を模索
日本のLNG輸入シェア
政府は、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の権益維持を目指すと同時に、脱ロシア依存を進めるため、友好国からのLNGの代替調達を模索する。ロシアが権益維持を認めなければ、LNGの輸入量が不足する恐れがあるためだ。
政府はサハリン2に出資する三井物産、三菱商事と協議し、今後の運営主体としてロシアが設立する新会社にも参画を申請する方向で調整する。
萩生田経産相は、13日に開かれた「クアッド」のエネルギー相会合に合わせ、日本の主要なLNG輸入先であるオーストラリアや米国の閣僚と個別に会談し、増産を要請した。