2022.07.16 10:07
ゴッホ、未知の自画像を発見 英国の美術館、別作品の裏に
ゴッホの作品「農婦の頭部」を掲げる職員と、未知の作品とされる自画像のエックス線画像(左端)(スコットランド国立美術館提供・共同)
【ロンドン共同】オランダ出身の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の作品の裏側に自画像が隠されていたことが判明した。英国のスコットランド国立美術館が15日までに発表した。「ほぼ確実に、これまで知られていなかったゴッホの自画像」だとしている。
ゴッホの1885年の作品「農婦の頭部」を展示会に出展する過程でエックス線で検査。つば付き帽子をかぶってネッカチーフを首に巻き、ひげを生やした自画像が浮かび上がった。キャンバスの裏側にあり、接着剤や厚紙の層で覆われていた。
ゴッホはしばしば節約のためキャンバスを再利用し、裏側にも絵を描いていたとされる。