2022.07.14 21:04
「イラン核保有認めず」 米イスラエルが共同宣言
14日、イスラエル・テルアビブでラピド首相(右)と会談したバイデン米大統領(イスラエル政府提供・ゲッティ=共同)
【エルサレム共同】就任以来初の中東歴訪を始めたバイデン米大統領は14日、最初の訪問国イスラエルでラピド首相と会談し「米国はイランの核兵器保有を決して認めない。イスラエルの安全保障に揺るぎなく関与する」とうたった共同宣言に署名した。
イスラエル政府は、現状のイラン核合意では核保有を防げないと懸念を持っている。核合意復帰を目指すバイデン米政権は安全保障を確約することで、イスラエルの不安払拭を図った形だ。
バイデン氏は記者会見でイラン指導部に対し、核合意に戻るための条件を伝えているとし「われわれは返事を待つが、永久ではない」とけん制した。