2022.07.13 05:41
エネルギー大手に臨時課税 スペイン、財政支出補う
スペインのサンチェス首相(ロイター=共同)
【パリ共同】スペインのサンチェス首相は12日、エネルギー価格高騰やインフレ対策の財政支出を補うため、電力やガスなどの大手エネルギー企業に2年間の臨時課税を実施する方針を発表した。大手金融機関への臨時課税も発表し、総額70億ユーロ(約9600億円)の税収を見込む。スペインのメディアが伝えた。
左派連立政権を率いるサンチェス氏は議会での演説で「政府は、危機を利用して企業や個人が多数(の国民)に負担を強いることは認めない」とし、「労働者階級を守る」と主張した。