2022.06.27 09:39
家計資産の残高2005兆円 3月末、高水準続く
日本銀行本店=東京都中央区
日銀が27日発表した2022年1~3月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は3月末時点で2005兆円となり、前年3月末と比べて2・4%増えた。年末のボーナス支給があった21年12月末時点よりは減少したが、2四半期連続で2千兆円を超える高水準となった。
内訳は、現金・預金が2・9%増の1088兆円だった。コロナ禍で消費が抑えられ、現金や預金が積み上がる傾向が続いた。保険・年金などは0・8%増の540兆円、投資信託は10・4%増の91兆円だった。
株式などは0・6%減の204兆円だった。株価が世界的に下落した局面があり、減少した。