2022.06.19 15:05
ウイグル産品輸入禁止法施行へ 米国、強制労働に圧力
トルコ・イスタンブールの中国総領事館の近くで抗議活動をするウイグル族の女性ら=5月26日(ロイター=共同)
【ワシントン共同】中国新疆ウイグル自治区からの物品輸入を原則禁止する米国の「ウイグル強制労働防止法」が21日、施行される。日本企業が米国に輸出する製品でも原材料などに新疆産が含まれれば対象となり、企業から懸念の声が上がっている。
バイデン政権は中国政府によるウイグル族らへの弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定しており、強制労働による製品を締め出すことで中国に圧力をかける狙い。これまでは規制対象の品目や企業を絞っていたが、新たな法律では米国への輸入を一律に原則禁止とすることになり、企業の調達網見直しにつながる可能性がある。