2022.06.16 05:29
米27年ぶり、0・75%利上げ FRB、年末3・4%に
米連邦準備制度理事会(FRB)本部ビル(AP=共同)
【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は15日、連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利の誘導目標を0・75%引き上げ、1・5~1・75%とすることを決めた。1994年11月以来、27年7カ月ぶりの異例の利上げ幅で、通常の3倍に及ぶ大きさだ。歯止めが利かない物価高の抑制へ金融引き締めを一層加速し、2022年末には政策金利が3・4%に達する見通しだ。
利上げは3会合連続。5月の消費者物価指数が約40年間で最大の上昇率となり、利上げ幅を前回より急きょ拡大させた。米国債など保有資産の縮小も続け、市場に出回る資金を減らす。