2022.06.13 16:43
仏大統領与党、過半数割れも 総選挙、左派が大躍進
12日夜、パリで演説する極左「不屈のフランス」を率いるメランション氏(AP=共同)
【パリ共同】フランス国民議会(下院、577議席)総選挙の第1回投票が12日行われ、即日開票された。各調査会社の予測では4月の大統領選で再選された中道のマクロン大統領の与党連合が第1勢力となる見通しだが、過半数(289議席)割れとなる可能性がある。左派連合が第2勢力に大躍進する勢い。19日に決選投票が行われる。
共和国前進(REM)などの与党連合は2017年、マクロン氏初当選後の前回総選挙で約6割の議席を獲得。今回過半数を失えば法案可決に一部野党の支持が必要となり、2期目の政権運営は不安定となる。
投票率は約47・5%。第1回投票として過去最低を更新した。