2022.06.10 16:50
ラニーニャ、夏も継続か 北・東日本で高温に
気象庁は10日、昨年秋から継続中の「ラニーニャ現象」が5月も続いたとする監視速報を発表した。夏の前半にかけて続く可能性が高いとしている。影響で太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、6~8月の気温は北・東日本で高く、西日本は平年並みか高くなるとみている。
ラニーニャは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけ、海面水温が低い状態が続く現象。世界的な異常気象を引き起こすとされる。
気象庁によると、監視海域の5月の平均海面水温は基準値より1・0度低い26・2度。