2022.06.06 08:40
素朴な甘さ「きんつば」手作り商品化 高知県仁淀川町別枝のグループ いりもちも新包装に
秋葉生活改善グループが作るきんつばやいりもち(仁淀川町別枝)
同グループは、女性たちの生きがいづくりなどを目的に1995年に結成。ヨモギを練り込んだ生地であんこを包んだいりもちを中心に、別枝地区の秋葉まつりや各種イベント時のほか同町名野川の温浴施設「ゆの森」などで販売している。
2年前からメンバーが受講している県の6次産業化セミナーで、いりもちのあんこを生かしたきんつば作りを勧められたのが商品化のきっかけ。粒あんをサイコロ状に固め、別枝地区で採れたヨモギとお茶のペーストを塗って焼き、素朴な甘さのきんつばを完成させた。
同セミナーでは、いりもちをはじめ、イベント販売のみだったピリ辛のこんにゃくの包装を工夫して売るよう提案も。これを受け、同町の地域おこし協力隊員、エルドリッヂ愛未さん(23)が、ひらがなで商品名を書いた新デザインを考案した。
きんつば4個入り500円、いりもち1個250円、こんにゃく350円(いずれも税込み)。高知市北御座のアグリコレットや高岡郡日高村本郷の物販施設「村の駅ひだか」で販売している。
メンバーの大石淑子さん(66)は「一つ一つ手作りでやりゆう。田舎のヨモギやお茶の香りを楽しんで」とPRしている。(楠瀬健太)