2022.06.04 05:45
NY株反落、348ドル安 金融引き締め加速懸念再燃
3日、ニューヨーク証券取引所で働くトレーダーたち(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比348・58ドル安の3万2899・70ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め加速への懸念が再燃し、売りが優勢となった。
朝方に発表された5月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数の前月比増加幅が市場予想を上回った。労働市場の逼迫を背景に、FRBが金融引き締めを急ぐとの観測が強まった。米長期金利が上昇し、相対的に割高感が意識されたIT株の売りが目立った。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も反落し、304・17ポイント安の1万2012・73。