2022.05.31 11:00
「たばこは20歳から」認知7割 低年齢リスクの認識薄く
喫煙所でたばこを吸う男性
国立がん研究センターは31日、4月に成人年齢が18歳に引き下げられた後もたばこは20歳以上に制限されていることを知っていたのは20歳以上の7割弱にとどまったとの調査結果を公表した。低年齢で喫煙を始めると健康リスクが高くなることの認識が薄いことも明らかになった。
同センターは4月、20歳以上の喫煙者と非喫煙者それぞれ千人と18~19歳の40人にアンケートした。「20歳になったとき吸ってみたいと思った」と答えたのは非喫煙者の20・5%に対し喫煙者は61・3%に上り、20歳当時の意識が喫煙に影響を及ぼす可能性があるとした。