2022.05.30 19:24
国際手話で支援に謝意 群馬、避難の聴覚障害者
ウクライナからの避難民5人とみどり市の須藤昭男市長(右端)=30日午後、群馬県みどり市役所
聴覚障害がある4人を含むウクライナからの避難民5人を受け入れた群馬県みどり市が30日、市役所で歓迎会を開き、1人ずつ10万円の支援金を渡した。ボズコ・ボロジミールさん(47)は国際手話を使い「こんなにしていただいて信じられない。日本の生活に慣れ、文化を勉強していきたい」と感謝を伝えた。
ロシアによる侵攻が始まると、首都キーウ(キエフ)にあるボロジミールさんの自宅も爆風で窓ガラスが割れるなどの被害を受けた。2月下旬に聴覚障害者の仲間らと車4台で脱出。モルドバなどを経由し、約1週間かけてイタリアのミラノ近郊まで逃げた。