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2022.05.30 08:40

広見川の濁水、今年も 高知県四万十市江川崎で本流へ―四万十川は今

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手前に流れる四万十本流に、左の広見川から濁水が合流。2色の「帯」が下流へ続く(5月14日、四万十市西土佐江川崎)

手前に流れる四万十本流に、左の広見川から濁水が合流。2色の「帯」が下流へ続く(5月14日、四万十市西土佐江川崎)


 四万十川の本流に、愛媛県側の支流、広見川から濁った水が流れ込む。5月14日早朝、四万十市西土佐江川崎でドローンによる空撮を行った。

群青色と、黄土色のツートン。この2色が混じり合うことなく、下流に向かって、それぞれ帯状に流れていく。

 濁り具合は、日によって異なる。毎年4、5月に断続的に見られる現象だ。

 撮影時の著しい濁りは、前日の雨も影響したと思われる。本流も透明度は悪く、浅瀬の川底が見えなかった。

 広見川の上流へ濁りをたどっていくと最終的に、愛媛県宇和島市三間町の水田地帯にたどり着いた。

 江川崎から車で40分ほど、道のりにして約30キロ。この三間町が四万十流域の西端に当たり、そこから丘陵地帯を一つ越えると宇和島の町だ。

 濁りの主因は、代かき・田植えに伴う水田の泥の流出。調べるほどに、本流(高知)側とは大きく異なる愛媛側の地形、気候、農業形態が浮かび上がった。(福田仁)

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