2022.05.23 15:48
EVでエレベーター運転 停電に対応、日立子会社が開発
日立製作所の子会社の日立ビルシステムは23日、地震や大雨といった災害による停電時に、電気自動車(EV)から電気を送ってエレベーターを動かすシステムを開発したと発表した。最大約10時間、運転できる。2022年度中の実用化を目指す。
エレベーターは停電すると一時停止し、内蔵の蓄電池で自動的に最寄りの階まで動いて、乗っている人の閉じ込めを防ぐ機能があるが、その後は休止する。
開発したシステムは停電の際、ビル管理者が専用の充放電装置とEVをケーブルで接続して起動させると、通常の商用電源からEVからの給電に切り替わる。