2022.05.12 17:22
大和ハウス、新築エネ消費ゼロに 太陽光標準化、CO2排出減へ
屋根に太陽光パネルを設置した大和ハウス工業の集合住宅
大和ハウスが、今後新築する住宅やビルなど原則全ての建物で、居住や使用時のエネルギー消費量収支を実質ゼロにする方針であることが12日、分かった。外壁の断熱性を高めたり、屋根への太陽光パネル設置を標準化したりする。同社の事業活動や部材調達でも脱炭素化に取り組み、事業全体での二酸化炭素(CO2)排出量を2030年度までに15年度比で4割削減する。
建物の省エネ化を巡っては、政府が4月、新築住宅に25年度にも省エネ基準適合を義務付ける関連法改正案を閣議決定した。東京都の小池百合子知事も一定の新築建物への太陽光パネル設置を義務化する方針を表明している。