2022.05.10 09:40
戦勝記念、親ロシア派動員か 制圧地域で行事
【キーウ共同】ウクライナメディアは9日、ロシア軍が制圧したウクライナ東部や南部の地域で同日行われた対ドイツ戦勝記念日の行進などで、ロシアが2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島や東部の親ロ派支配地域から人員を動員したと伝えた。住民の支持を得られず、取り繕った可能性がある。
複数の制圧地域で兵士や犠牲者の写真を掲げて行進するロシアの愛国行事「不滅の連隊」などが行われたと報じられた。
南東部の激戦地マリウポリでは東部ドネツク州の親ロ派地域「ドネツク人民共和国」のトップも行進。マリウポリ市長顧問は通信アプリで「住民不在だ」と批判した。