2022.05.10 08:35
ひなは白もこ!ハヤブサ、釣り人の近くでせっせと子育て 高知県東部の海沿い 5/10~16は愛鳥週間
ひなに餌を与えた親鳥が休む間もなく飛び立った(県東部)
高知県東部の海沿いの岩場で、ハヤブサが子育てに励んでいる。釣り人らを横目に、親鳥が食べ盛りのひなにせっせと餌を運んでいる。10~16日は愛鳥週間。
2羽のひなは生後1カ月ほどとみられ、白いもこもこの産毛で覆われている。時折、巣穴から顔を出して羽を広げたり、ひなたぼっこをしたり。ぬいぐるみのような愛くるしい姿を見せている。
つがいとみられる親鳥は、時速300キロにもなると言われるスピードでヒヨドリなどを捕らえ、2、3時間おきに巣に戻り、ひなに口移し。休む間もなく、次の餌を探しに飛んでいく。
近くで釣りをしていた男性(58)は「この時季になると毎年、ひながピーピー鳴きよる。巣作りできる環境があるのはうれしいことやね」とにっこり。
ひなは、親鳥と人々の優しいまなざしに見守られ、6月には巣立ちを迎えそうだ。(新妻亮太)